環境経営

キオクシアグループは、グループ行動基準において、「環境」を掲げ、気候変動および環境配慮をサステナビリティ重要課題(戦略マテリアリティ)の一つに定めています。環境負荷に配慮した事業活動の推進により、持続可能な社会の実現への貢献と企業価値の向上を目指しています。
2050年度までに当社グループのグローバルな事業活動に伴う温室効果ガスをネットゼロ*にすることを目標として掲げ、関連法令の遵守はもとより、環境に配慮した製品・サービスの開発、製造事業場における生物多様性の保全活動、国際的な枠組みに沿った温室効果ガスの排出削減などバリューチェーン全体を通した環境負荷低減に取り組んでいきます。

  • 事業活動に伴う温室効果ガス排出量(事業場からの直接排出(Scope1)、および購入エネルギー使用に起因する間接排出(Scope2))をネットゼロ(温室効果ガスの排出量と吸収・除去量を差し引きゼロ化)にすること。

環境経営に関する方針

キオクシアグループは、環境に関する基本的な考え方を「キオクシアグループ 環境方針」に定めています。
また、エネルギーパフォーマンスの向上に関する基本的な考え方を「キオクシアグループ エネルギーパフォーマンス方針」に定めています。

環境経営推進体制

キオクシアグループはグループ全体で環境経営を推進しています。
キオクシア(株)では生産技術推進部内に環境企画推進担当を設置し、社会課題やグループ内の環境施策に対する戦略の企画立案、グループ内の各事業場から収集した環境関連のデータを取りまとめています。また、半年ごとに環境マネジメントレビュー(実施責任者:環境担当役員、メンバー:執行役員他)を実施し、グループ全体の環境施策全般についての達成度の確認や審議を行っています。その中でも重要な事項については、サステナビリティ推進委員会およびサステナビリティ戦略会議をとおして、キオクシアホールディングス(株)の取締役会に上程する仕組みとしています。

キオクシアグループの環境経営体制

キオクシアグループの環境経営体制 キオクシアグループの環境経営体制

環境マネジメントシステム

キオクシアグループは、グローバルに環境マネジメントシステムを構築し、活動を推進しています。キオクシア(株)(本社、四日市工場)、キオクシア岩手(株)、キオクシアエネルギー・マネジメント(株)、Solid State Storage Technology Corporationにおいて、ISO14001:2015認証を取得しています。
ISO14001認証取得の詳細やその他環境認証の取得に関する情報はこちらをご覧ください。

環境にかかわる教育・啓発

キオクシアグループでは毎年、すべての役員・従業員(派遣社員を含む)を対象に、環境関連法令、気候変動や環境配慮に関する動向を踏まえた環境教育を実施しています。
各事業場においても、従業員への環境啓発活動を独自に行っています。「省エネ壁新聞」「The Sustainable Environmental Education Program」などの社内発行物や、外部講師による環境講座を開催しています。環境関連月間には「ecoクイズ」や構内環境施設の見学などの参加型イベントをとおして、従業員による積極的な環境活動と意識向上を推進しています。
2023年度より、優れた活動の評価と共有を目的とした社内表彰制度の対象に、環境を含むサステナビリティ活動を追加し、特に顕著な成果を上げた環境活動の表彰を行いました。

環境教育:環境省職員による「気候変動適応のミステリー」ワークショップ(キオクシア岩手(株))