ステークホルダー・エンゲージメント

キオクシアグループは、多様なステークホルダー(利害関係者)の皆さまとのかかわりの中で事業を営んでいます。
ここでは主なステークホルダーとの関係、キオクシアグループの責任、日常的な対話の主な方法・機会、主な対話窓口、代表的なコミュニケーションの事例(2024年度)を報告します。

主なステークホルダー

お客様

キオクシアグループの主な責任

  • 安全・安心で価値ある製品の提供
  • 適切な製品情報の提供
  • 適切な対応・サポート

日常的な対話の方法・機会

  • 日常の営業活動
  • コールセンター(電話・メールなど)

主な対話窓口

キオクシア(株) 営業本部、各事業部

コミュニケーションの方法と事例

お客様の声の共有・反映

日常業務の中でお客様からいただいたご意見・ご要望などの情報は経営トップを含む関係者で共有し、製品の品質改善やアフターセールスサービスの向上に活かしています。

株主・投資家

キオクシアグループの主な責任

  • 適時・適切な情報の開示

日常的な対話の方法・機会

  • ディスクロージャーポリシーの作成・公表
  • 個人投資家向けに説明会を適宜開催
  • アナリスト・機関投資家向けに定期的に説明会を開催
  • ウェブサイトへのIR資料掲載
  • IRに関する部署(担当者)の設置

主な対話窓口

キオクシアホールディングス(株) コーポレートコミュニケーション部、開示部、法務部、経営戦略部

コミュニケーションの方法と事例

株主・投資家情報サイトの開設

2024年12月の東京証券取引所プライム市場への株式上場にあたり、株主・投資家向け情報サイトを開設しました。投資判断にかかわる情報を適時かつ公平に、わかりやすく提供することを心がけています。

調達取引先

キオクシアグループの主な責任

  • 調達取引先の公平な選定と取引
  • サプライチェーンにおける人権・労務管理・環境への配慮

日常的な対話の方法・機会

  • 日常の調達活動
  • 調達取引先への調査・監査・指導
  • ビジネス・パートナー・ホットライン

主な対話窓口

キオクシア(株) 調達部

コミュニケーションの方法と事例

調達取引先へのサステナビリティ推進要請

日常の調達活動を通じて、サステナビリティ活動の推進を調達取引先にお願いしています。これらに加え、RBA(Responsible Business Alliance)*方式による自己診断を実施し、遵守状況を確認しています。

* グローバルサプライチェーンにおける社会的責任を推進する企業同盟

従業員

キオクシアグループの主な責任

  • 人権の尊重
  • 適切な雇用・労使関係
  • 公正な評価・処遇・人材育成
  • 多様性の尊重
  • 多様な働き方の支援
  • 労働安全衛生と健康への配慮

日常的な対話の方法・機会

  • 対話会、情報交換会
  • 労使会議
  • 従業員エンゲージメント調査
  • 通報制度

主な対話窓口

キオクシア(株) 人事総務部、法務部(グループ会社を含む)、コーポレートコミュニケーション部

コミュニケーションの方法と事例

経営トップからのメッセージ発信

2024年度は、キオクシアホールディングス(株)の社長および経営幹部が期初にオンライン会議やイントラネットによる動画配信で、従業員に対して経営のビジョンや方針について説明しました。また、その後も会社の全体状況に影響を及ぼす経営決定などがあった場合には、適時、メールを全従業員に配信し、正確な情報の共有と従業員のモチベーションの維持・向上を図りました。

適切な労使対話の実施

キオクシアグループは「国際人権章典」(世界人権宣言と国際人権規約)、国際労働機関(ILO)による「中核的労働基準」など国際的に認識されている人権を最大限に尊重し、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」や「OECD多国籍企業行動指針」の基本原則を支持し、従業員に対して労働基本権を保障しています。また、キオクシア(株)がキオクシア労働組合と締結している労働協約において、組合が労働三権(団結権、団体交渉権、団体行動権)を保有することを認めると定めています。
半年に1回開催する労使協議会で、労使双方の代表者が経営方針について話し合っています。さらに、毎春に労使協議を行っていて、その結果、従業員に対し法定最低水準を上回る賃金、処遇が適用されています。国内・海外グループ会社は、各国・地域の法令などに基づいて、各社の労働組合や従業員代表と話し合っています。

従業員エンゲージメント

従業員エンゲージメントを高め、組織の活性化を図るための出発点として、当社グループでは従業員エンゲージメント調査を定期的に実施しています。本調査の結果や従業員の声をもとに、課題を特定し、より良い職場環境を実現するための施策の立案・実施に役立てています。

地域社会

キオクシアグループの主な責任

  • 地域経済の振興
  • 地域の文化や慣習の尊重
  • 科学技術分野における人材育成
  • 社会貢献活動
  • 事業場での事故・災害防止

日常的な対話の方法・機会

  • 対話会、情報交換会
  • 理科授業、奨励研究
  • 工場見学
  • 夏祭りなどによる地域交流、活性化
  • 福祉作業所への販売機会提供
  • 従業員の地域活動への参加

主な対話窓口

グループ会社・各拠点 総務部門

コミュニケーションの方法と事例

地域社会の発展支援

キオクシアグループは事業を通じた社会課題解決への貢献はもとより、地域雇用や地域企業との取引推進など、地域に根差した活動を展開することが良き企業市民としての責務であると考えています。その一環として、学生にものづくりの楽しさや職業体験をしていただけるように、インターンシップを実施しています。

社会貢献活動

キオクシアグループは良き企業市民として、自社が所在する地域社会とのより良い関係性の構築に努めています。
四日市工場では、近隣のコミュニティ、学校、お客様、企業、学生などにキオクシアグループの活動を知っていただくことを目的に、工場の見学会や出前授業などを行っています。
また、2007年から実施している「チャリティecoバザー」では、家庭の不用品をリユースするとともに、収益を全額「四日市市緑化基金」に寄付しています。2024年度には角膜移植の普及支援活動に、29,771個の使用済みコンタクトレンズケースを回収・寄贈しました。

政府・自治体

キオクシアグループの主な責任

  • 法令の遵守、税金の納付
  • 社会課題の改善・解決のための政策への協力

日常的な対話の方法・機会

  • 経済団体、業界団体を通じた対話

主な対話窓口

キオクシア(株) 経営戦略部、グループ会社

コミュニケーションの方法と事例

雇用創出・納税

雇用の創出や維持を通じた地域社会振興への寄与に加えて、法令に基づいた適正な法人税の納付や従業員による国税・地方税の納付により、国および地域経済の振興・発展に貢献しています。

業界団体などへの参画

社会課題解決に向け、積極的に業界団体などに参画しています。

キオクシアホールディングス(株)
  • TCFDコンソーシアム
  • RBA(Responsible Business Alliance)
キオクシア(株)
  • 一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)
  • 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)

NPO・NGO

キオクシアグループの主な責任

  • 地球規模のさまざまな課題解決に向けた協働・支援
  • 社会貢献活動における協働

日常的な対話の方法・機会

  • 協働を通じた対話

主な対話窓口

キオクシア(株) サステナビリティ推進部、グループ会社

地球環境

キオクシアグループの主な責任

  • 地球温暖化の防止
  • 廃棄物の発生抑制
  • 化学物質の排出抑制
  • 生物多様性保全

日常的な対話の方法・機会

主な対話窓口

キオクシア(株) 生産技術推進部 環境企画推進担当