SASB対照表

この報告書は、サステナビリティ会計基準審議会(SASB:Sustainability Accounting Standards Board)の定めるサステナビリティ報告基準を参照して作成しています。

温室効果ガスの排出

会計指標

(1)Scope1(直接排出)の総排出量(2)フッ素化合物からの総排出量

コード

TC-SC-110a.1

開示項目

(1)Scope1(直接):510,800t-CO2
(2)401,800t-CO2

掲載場所

会計指標

Scope1の排出量、排出量削減目標、およびそれらの目標に対する実績を分析管理するための長期・短期の戦略または計画の説明

コード

TC-SC-110a.2

開示項目

キオクシアグループは、2023年4月に2050年度までに事業活動における温室効果ガスネットゼロとする目標を設定しました。グローバルな事業活動にともなう温室効果ガス排出量(事業場からの直接排出(Scope1)、および購入エネルギー使用に起因する間接排出(Scope2))のネットゼロ(温室効果ガスの排出量と吸収・除去量を差し引きゼロ化)を目指します。
製造事業場から直接排出される温室効果ガスについては、地球温暖化係数の高いPFC等ガスを除害する装置を、対象設備に2011年以降100%設置しております。IoTによるオンライン監視の導入による効率的な運用や、除害装置サプライヤーとの協力による除害性能の向上にも努めています。この除害装置による2024年度のPFC等ガス除害効果は、466万t-CO2です。
さらに、カーボンニュートラル都市ガスの導入も行っています。
購入エネルギーについては、2040年度までに再生可能エネルギーの使用比率を100%にすることを目標に掲げています。2023年1月から自家消費型の太陽光発電システムを導入し、2024年7月からはキオクシアグループとして3件目となる本システムが稼働を開始しました。これらの発電設備能力は国内半導体工場では最大規模(2023年11月現在、当社調べ)となっています。今後も本システムの設置拡大に加えて、再生可能エネルギー電力証書の購入によるエネルギーの脱炭素化を進めます。

掲載場所

エネルギー管理

会計指標

(1)エネルギーの総使用量、(2)グリッドからの電力の割合、(3)再生可能エネルギーの割合

コード

TC-SC-130a.1

開示項目

(1)5,025,400МWh(2)92.0%(3)4.7%

掲載場所

水管理

会計指標

(1)総取水量(2)総水消費量および水ストレスが「極めて高い」「高い」地域における使用割合

コード

TC-SC-140a.1

開示項目

(1)総取水量:27,755千㎥
    (うち市水:141千㎥、工業用水:27,614千㎥)
(2)総水消費量:8,440千㎥
    水ストレスが「極めて高い」「高い」地域における使用割合0%

キオクシアグループは、世界資源研究所(WRI)による「Aqueduct」や世界自然保護基金(WWF)による「Water Risk Filter」などの専門ツールを用いて、国内外の製造事業場の現在および将来の水関連リスクについて社外専門家による評価を実施しています。本評価を通じて、当社グループでは2040年までの水ストレスの変動傾向や季節による水供給変化量の変動などのリスクを分析し、事業活動への影響を把握するように努めています。
当社グループの製造事業場(キオクシア(株)四日市工場、キオクシア岩手(株)、Solid State Storage Technology Corporation(以下、SSSTC))において、2040年までの水需給リスク(季節変化、干ばつ頻度、水貯留力、水源地保護状況)、水災リスク(洪水、土砂災害など)、水質汚濁に対する流域脆弱性(公衆衛生や生態系リスク)などを調査した結果、事業に対して財務的もしくは戦略的に実質的な影響を与えうる水リスクにはさらされていないことが確認されました。

掲載場所

廃棄物管理

会計指標

製造からの有害廃棄物の量、リサイクル率

コード

TC-SC-150a.1

開示項目

(1)有害廃棄物発生量:15,866t
(2)リサイクル率:95%
上記の有害廃棄物は、日本の「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)に基づいて「特別管理産業廃棄物」として集計されています。

掲載場所

従業員の安全健康

会計指標

従業員を健康被害にさらすリスクを評価、モニタリングし、低減する取り組みについての説明

コード

TC-SC-320a.1

開示項目

キオクシアグループは、製造・研究開発の事業場を中心に、労働安全衛生マネジメントシステム(ISO 45001:2018規格)認証を取得しています。このシステムに基づき、リスクアセスメントによる安全健康リスクの低減、および法令遵守の確認を継続的に行い、安全健康管理の可視化を進めています。

掲載場所

会計指標

従業員の健康と安全の侵害に関する法的手続きに伴う金銭的損失の総額

コード

TC-SC-320a.2

開示項目

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掲載場所

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グローバル、多様性、熟練者の雇用と管理(従業員のダイバーシティ&インクルージョン)

会計指標

以下についての従業員の割合
(1)外国籍の従業員
(2)国外で勤務する従業員

コード

TC-SC-330a.1

開示項目

キオクシアグループはグローバルに事業を展開しており、さまざまな国籍の従業員が活躍しています。10の国と地域に拠点を置く当社グループでは、海外グループ会社において1,694名(国内グループ会社からの出向者を除く)が勤務しています。また、国内グループ会社では、15の国と地域、139名の外国籍従業員*が勤務しています。

  • 2025年3月31日時点、日本以外の国籍を持つ従業員

掲載場所

会計指標

従業員エンゲージメントの割合

コード

TC-SI-330a.2

開示項目

キオクシアグループが競争力を高め社会と共に成長していくには、従業員一人ひとりのエンゲージメントの向上が不可欠です。従業員エンゲージメントを高め組織の活性化を図るための出発点として、当社グループでは従業員エンゲージメント調査を定期的に実施しています。本調査の結果や従業員の声をもとに、課題を特定し、より良い職場環境を実現するための施策の立案・実施に役立てています。
2024年度に実施した調査では、キオクシアグループ従業員約14,800人を対象に無記名方式で実施し、88%の従業員から回答を得ました。
キオクシアグループでは、本調査の結果について、代表取締役社長、執行役員および部門長に報告し、従業員エンゲージメントの向上に活用しています。2024年度は、前回の調査で判明した課題の一つである、「経営幹部と従業員のコミュニケーション」をさらに深める一環として、キオクシア(株)では、経営幹部と従業員の対話集会を3回実施しました。さらに、今回の調査結果を従業員にフィードバックするとともに、浮き彫りになった課題について、全社での取り組みや職場でのアクションについて対策を進めています。

掲載場所

製品ライフサイクルの管理

会計指標

IEC 62474によって申告すべき物質を含む製品売上の割合

コード

TC-SC-410a.1

開示項目

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掲載場所

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会計指標

サーバー、デスクトップPC、ラップトップPCに対するシステムレベルでのエネルギー効率

コード

TC-SC-410a.2

開示項目

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掲載場所

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資源調達

会計指標

重要資源の調達におけるリスク管理

コード

TC-SC-440a.1

開示項目

キオクシアグループでは、コンゴ民主共和国およびその周辺国、ならびに紛争地域および高リスク地域(通称CAHRAs)における、紛争、人身売買、奴隷、強制労働、児童労働、虐待、戦争犯罪などの非人道的行為にかかわる、錫、タンタル、タングステン、金およびコバルトの使用禁止について「キオクシアグループ責任ある鉱物調達方針」に定め、責任ある鉱物調達を推進しています。

掲載場所

ビジネス倫理(知的財産の保護と競争行動)

会計指標

反競争的行為に関する法的手続きに伴う金銭的損失の総額

コード

TC-SC-520a.1

開示項目

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掲載場所

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