キオクシアグループのSDGsへの取り組み
2015年9月、ニューヨークの国連本部で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が全会一致で採択されました。本アジェンダは、「誰も置き去りにしない(Leave no one left behind)」ことを掲げ、国際社会が2030年までに貧困を撲滅し、持続可能な開発を実現するために重要な指針として、17の目標「持続可能な開発目標(SDGs)」を定めています。
事業で社会課題の解決に貢献
人類は、地球環境問題、気候変動、水危機、人口増加、産業化によるエネルギー・資源・食料不足、貧富の差など、さまざまな地球規模での課題に直面しています。2015年9月、国連サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。さまざまな社会の課題解決のために、企業には創造性とイノベーションを発揮することで長期的な視点で事業機会を創出し、持続可能な社会の発展に貢献することが求められています。
キオクシアグループは、2019年10月に社名を変更し、新しく出発しました。この「キオクシア」には、社会が生み出す「記憶」を蓄え、活用し、新しい「価値」を創造して世界を変えていくという強い意志が込められており、「『記憶』で世界をおもしろくする」というミッションを掲げています。
フラッシュメモリ、SSDなどの製品を通して、社会に「記憶」の価値を提供する当社グループは、持続可能な社会の発展のため、事業でSDGs目標の達成に貢献していきます。
キオクシアグループはミッションのもと、グローバルに事業を展開する企業としての役割を十分に理解し、特に本業で貢献するSDGs目標として、目標9、11、12、13を選定しました。また、既存事業での貢献に加え、将来の社会課題に着目し新たな事業分野の技術開発の検討を行っています。
「記憶」で世界をおもしろくするキオクシアグループは、人々の豊かな生活を支えます
キオクシアグループは、「おもしろい」という人間文化を多くの人々が体験できる世界を実現したいと考えています。しかし、その前提として、人々が最低限の衣食住を得て、平和な生活を送るための、生活基盤をつくることが重要です。この安全・安心な生活基盤の土台をつくるためには地球環境問題を解決する必要があります。キオクシアグループは、事業活動で気候変動への対策や資源の有効活用を図りこの土台づくりに貢献していきます。さらに、フラッシュメモリやSSD製品を提供することで、いつでも・どこでもインターネットにアクセスできる便利で快適な生活を実現することに貢献します。私たちは、安全・安心、かつ便利で快適な生活が実現した上で、人々に「記憶」で創造的な生活を提供できると考えています。
キオクシアグループは、NAND型フラッシュメモリや3次元フラッシュメモリなどの開発で業界をリードしてきた歴史があります。これからも先端技術をリードして世界を変革していきます。
現在、私たちを取り巻く環境に目を向けると、テクノロジーの発達により、人々が生活するフィジカル空間と共に、デジタル空間が存在しています。デジタル技術が発達することで、自然環境の保全やスマートシティの実現、人々に時間や空間を超えた創造的な体験を提供することなどへの貢献につながります。キオクシアグループは、デジタル社会の基盤となるストレージ製品を提供し、さらに研究開発を進めています。また、フィジカル空間のさまざまな社会課題から、バックキャストでデジタル技術の研究開発に取り組むことで、将来の社会に貢献していくことも目指していきます。
SDGsに関するキオクシアグループの取り組みのご紹介