事業で社会課題解決に貢献するキオクシアグループ

事業で社会課題解決に貢献

キオクシアグループは、「記憶」で世界をおもしろくする。「記憶」の可能性を追求し、新しい価値を創り出すことで、これまでにない体験や経験を生み出し、世界を変えていく。というミッションのもと「記憶」の技術をコアとして、一人ひとりの新たな未来を実現できる製品やサービス、仕組みを提供する。というビジョンを掲げ、先端技術でメモリ新時代を開き、世界とともに進化し続けることを目指しています。
このような方針のもと、私たちの事業そのものが社会に大きなインパクトを与えると考え、SDGsに貢献するための活動を推進しています。

キオクシアグループが事業で貢献するSDGs目標

9:産業と技術革新の基盤をつくろう、11:住み続けられるまちづくりを、12:つくる責任つかう責任、13:気候変動に具体的な対策を

キオクシアグループの事業活動は、SDGsの目標に幅広く貢献できます。なかでも、特に事業を通じて貢献する目標は、目標9 先端技術でイノベーション促進、目標11 持続可能なまちづくりに貢献、目標12 持続可能な消費と生産、目標13 気候変動への対策の4つです。
キオクシアグループは、持続可能な社会の発展のため、SDGsの目標達成に向けて事業活動で貢献していきます。

キオクシアグループのSDGsへの活動内容

目標9 先端技術でイノベーション促進

社会の課題

昨今のグローバル化に加え、急速な技術革新で、AI、IoTなどの発達がこれまで以上に期待できるとともに、さまざまな分野で生み出される非連続なイノベーションが産業構造や人々の生活や働き方に変化をもたらしています。
一方で、さまざまな社会課題(地球温暖化、エネルギー、大都市への集中、水・食料、医療・健康等)についても、これらの技術革新で解決の道が開かれることが期待されています。

参照

キオクシアの解決への貢献

キオクシアグループはフラッシュメモリのリーディングカンパニーとして、これまでにさまざまな「世界初」の技術を生み出してきました。AIの拡張、さらに5G(高速ワイヤレス通信)時代の幕開けにともない、世界中で蓄積、生成、活用されるデータ量は爆発的に増加しています。キオクシアグループは、大容量・高性能ストレージと高速データ処理システムのニーズの急速な高まりにこたえるため、最先端ストレージ技術の開発に注力しています。さらに、ストレージ技術だけでなく、将来のさまざまな社会課題を事業機会ととらえた新しい研究開発を進めています。

目標11 持続可能なまちづくりに貢献

社会の課題

2007年以来世界の人口のおおよそ半分以上が都市に居住しており、その人口は2030年までに約60%にも達すると推定されています。このような中、人々が安全に生活の質を高く保ち、かつ環境にも負荷が低いレジリエントな都市づくりが求められます。また、都市部への人口集中は、非都市圏の過疎や、両者の生活の差を生み出しています。さらには、新たな感染症の脅威等に対抗することなど、新たな社会環境の変化にも対応できる、まちづくりが求められています。

参照

キオクシアの解決への貢献

キオクシアグループは、製品であるフラッシュメモリ・SSDの提供により、インターネット・アクセス・デバイスの普及やデータセンターの発達とともに高品質な通信アクセスを実現し、いつでも・どこでもインターネットにつながる生活をもたらし、世界中の人々のライフスタイルを大きく変えました。今や、フラッシュメモリやSSDは、人々の生活を支えるために必要不可欠な製品となっています。キオクシアグループは、さまざまな先端技術を開発し、これらの製品を、より安価に、より大容量化・高性能化を実現することで、より多くの人々のより便利で快適な生活を支えることに貢献していきます。

目標12 持続可能な消費と生産

社会の課題

2050年までに人口が96億人(約30%増)になり、現在の生活様式を保つには地球3個分の資源が必要とも言われています。企業は、資源の効率的な管理と生産、環境負荷が低い商品の生産、廃棄物や化学物質の排出を減らすことが求められています。また、持続可能な取り組みに関するステークホルダーの皆さまに向けた定期的な情報開示も重要な活動です。

参照

キオクシアの解決への貢献

キオクシアでは生産効率、廃棄物発生量、化学物質排出量に目標値を設け、効率的な生産に取り組んでいます。
生産に使用する化学物質および製品に含有される化学物質はサプライチェーンを通して情報を入手することで、環境負荷が少ない化学物質の使用を実現しています。また、製造で使用・排出される化学物質は、リサイクルや、業者による適切な処理、またはキオクシアの製造事業場内で無害化処理を実施しています。さらに、当事業場内では法規制よりも厳しい自主管理基準を設けて大気や河川放出を監視しています。
なお、当社の環境活動の取り組みは、CDP、サステナビリティレポートなどで開示しています。

目標13 気候変動への対策

社会の課題

異常気象や海水面上昇など、世界中に気候変動の影響が顕在化してきています。気候変動の影響は、気象にとどまらず、食料、飲料水、生態系保存、インフラなどあらゆる分野に影響します。パリ協定(COP21、2015年)において、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて、2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力し、21世紀後半には温室効果ガス時排出量を実質的にゼロにする長期目標が採択されました。

参照

キオクシアの解決への貢献

キオクシアでは気候変動をもたらす温室効果ガスの削減、効率化に取り組んでいます。
具体的には、省エネルギー活動(省エネ設備の積極的導入、工程削減、工程変更、エネルギー効率化)、温室効果ガスを温暖化係数の小さいガスに分解し排出する除害装置の100%設置、エネルギー効率の高い製品の開発を推進しています。
さらに、事業活動において再生可能エネルギー導入するための取り組みを順次進めています。

4つの目標から17のSDGs目標へ波及

キオクシアグループは、SDGsの目標はそれぞれ相関していると考えています。これら4つの目標に取り組むことは、関連する多くの目標達成への貢献に波及していくと考えています。
キオクシアグループは、持続可能な社会の発展のため、SDGsの目標達成に向けて事業活動で貢献していきます。

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

将来へ向けた取り組み

キオクシアグループでは「記憶」で世界をおもしろくする、というミッションを掲げています。このミッションに基づき、未来に向けて、従来のストレージ事業の延長にとどまらない新技術創出を検討しています。そのために、将来の課題からバックキャスティングで研究開発を行うためのフレームワークを導入しました。将来の社会課題を切り口とし、キオクシアグループとしてどのような技術開発や事業機会が考えられるかを検討しています。