地域環境コミュニケーション
キオクシアグループでは、環境を通じた社会貢献活動として、構内常駐会社を含む全従業員がさまざまな活動に積極的に取り組んでいます。環境や地域に対する従業員の意識高揚に加えて、社会貢献を目的に、以下のような3R(リデュース・リユース・リサイクル)の促進や緑化推進などの活動を行っています。
資源物回収を通じた社会貢献活動
以下の1~10は四日市工場、11は台湾 Solid State Storage Technology Corporation(SSSTC)における活動事例です。(2021年度実績)

1. カレンダー・手帳回収(2007年~)
年末年始に工場内で不要なカレンダー・手帳を回収し、四日市市社会福祉協議会へ寄贈しています。これらは老人ホームや養護施設などでリユースされ、手帳は筆談ノートとしても役立てられます。(カレンダー1,253本、手帳373冊)

2. ボトルキャップ回収(2008年~)
ペットボトルキャップを回収し、NPO法人を通じて売却して発展途上国の子ども向けワクチンを寄付しています。2015年4月からは、NPO法人「Reライフスタイル」、NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」を通じて発展途上国のポリオ予防支援に貢献しています。(約323,000個、ワクチン約647本相当)

3. 書き損じハガキ回収(2014年~)
書き損じハガキを回収し、開発途上国で年齢、宗教、性別にかかわらずすべての人が公平に教育の機会を得られるように教育支援を行う「世界寺子屋運動(日本ユネスコ協会)」に協力しています。(167枚、8,348円相当)

4. 使用済み切手回収(2015年~)
使用済み切手を回収し、NPO法人「地球の友と歩む会」へ寄贈しています。収益金はインド、インドネシアでの農業支援に役立てられます。(5,741枚)

5. 羽毛回収(2015年~)
使用済み羽毛製品を回収し、売却代金を三重県共同募金会に寄付する「羽毛プロジェクト」に協力しています。寄付金は、四日市市、朝日町の地域貢献活動支援に役立てられます。(ダウンジャケット)

6. 使い捨てコンタクトレンズケース回収(2016年~)
HOYA(株)が実施している使い捨てコンタクトレズの空ケースリサイクル活動「アイシティecoプロジェクト」に協力しています。このプロジェクトを通じて、リサイクルによる対価をアイバンク協会へ寄付しており、角膜移植の普及支援に役立てられます。(36,938個寄贈)

7. アルミ缶回収(2016年~)
従業員が持ち寄った家庭のアルミ缶は、障がい者自立支援施設「あさけワークス」に寄贈され、障がいのある方々が地域で自立した生活を送るための支援に役立てられます。(3,356本、4,363円相当)

8. 古本回収(2018年~)
読まなくなった本を回収し、「ありがと本(信頼資本財団)」を通じて、こどもや若者の生活・就労支援に取り組むNPO法人「わっか」の活動を支援しています。(37冊寄贈)

9. フードドライブ(2021年~)
家庭で余った食品を持ち寄り、四日市市社会福祉協議会を通じてそれを必要とする人々に寄付しています。生活保護等を受けている方々が、自己収入で生活できるように支援する取り組みに役立てられます。(5,536食寄贈)

10. 車いす(2021年)
四日市工場で使用していた車いすを、四日市市社会福祉協議会へ寄贈しました。寄贈した車いすは、新型コロナウイルスワクチン接種会場などで活用されています。(3台)

11.e-wasteリサイクル(2021年~)
SSSTCは、ASUS文化教育財団の「再生コンピュータ希望プロジェクト」に協力しています。このプロジェクトでは、使用済PC等を回収・修理・リサイクル後に非営利団体や教育機関に寄付しています。寄付された再生PCは、児童・学生、ハンディキャップを抱えている方等の学習に利用されており、デジタルギャップ解消による生活向上に役立てられます。(回収台数:2,222台)
こども環境教育
四日市工場は、近隣小学校や「四日市公害と環境未来館」において、こども環境教室「CO2ダイエット作戦」を実施しています。2021年度は小学生約40名が参加し、地球温暖化の影響と省エネの大切さについて学びました。実験も交えながら、環境を守るために暮らしの中でできることについてアイデアを出し合いました。今後も、将来を担う子どもが楽しみながら環境について学べるよう支援していきます。

キオクシアグループは今後も、従業員の環境意識と一体感を醸成し、地域社会に貢献する環境活動を推進していきます。