生物多様性活動

キオクシアグループは、操業を行う地域の豊かな生態系保護と社会貢献活動を推進することを目的に、生物多様性保全の活動を進めています。

フクロウ保護プロジェクトへの参画

キオクシア四日市工場は、三重県立四日市西高等学校自然研究会が進める「フクロウ保護プロジェクト」の取り組みを推進すべく、2018年に三重県、四日市西高等学校、当工場による「みえ生物多様性パートナーシップ協定」を締結しました。地域の豊かな自然環境を次世代に継承したいと願う当研究会の活動に対して、観察機材の提供等を通じて支援しています。

本活動の一環として、四日市西高等学校が掛けた三重県民の森の巣箱に、当工場従業員の有志が設計した太陽光発電システムやカメラ、太陽光パネルなどを設置しています。これにより、フクロウの営巣・育児・巣立ちの様子を動画で捉えることができるようになり、2019年から4年連続で巣立ちの観察に成功しました。また、毎年本活動に関する3者協議(三重県、四日市西高等学校、および当工場)を実施し、観察環境の改善を図っています。

2021年からは三重県立桑名高等学校が本協定に加わり、活動はさらに広がりを見せています。

太陽光発電システムを設置
巣箱内外に監視カメラを設置
観察装置の調整
巣箱内の雛の様子(2021年5月)
巣立ちの様子(2021年5月)

活動実績と予定

主な活動実績と今後の予定

2018

  • みえ生物多様性パートナーシップ協定の締結
  • 観察機材の仕様決定
  • 当工場従業員による観察機材の設置・調整
  • 社内外PRスタート

2019

  • 18年度活動総括と19年度活動計画の協議
  • 観察機材の強化(ソーラパネル追加、バッテリ追加、カメラおよびHDDレコーダ更新)

2020

  • 19年度活動総括と20年度活動計画の協議
  • 観察機材の改善(HDD交換、電源のインバータ交換、通信不具合対応(ルーター交換))

2021

  • 今後のさらなる連携に向けた協定の再締結(次年以降は自動更新)
  • 20年度活動総括と21年度活動計画の協議
  • 寄付の実施
  • 桑名高等学校を協定に追加

構内緑化活動

四日市工場では、従業員の環境意識、構内の美観や心地よさなどの向上を目的として、構内を花でいっぱいにするプロジェクト「フラWA*1~PJ」を2017年に開始しました。2020年、2021年は、新型コロナウイルス感染症対策のため、事務局にて植え替え等を実施しました。

  1. 「WA」には、仲間の輪、わかちあい、和(なごみ)、笑いなどの意味を込めています。
植え替え作業(2021年6月)

桜守事業への参画

岩手県北上市は、展勝地公園*2の桜を将来に継承していくために、地域全体で育成管理する「桜守(さくらもり)事業」を推進しています。キオクシア岩手株式会社は、2021年から本事業に参画し、地域の中学生や市の関係者等とともに施肥作業ボランティアに参加しています。

  • *2 展勝地公園は、2021年に開園100周年を迎え「日本さくら名所100選」にも選定されている桜の名所です。
施肥作業に参加するキオクシア岩手の従業員