社会への製品提供を通じた環境貢献

キオクシアグループの提供するフラッシュメモリやSSDは、さまざまな製品に組み込まれて社会で活用されています。当社は、大容量製品や低消費電力製品を提供していくことで低炭素社会の実現に貢献できると考え、さまざまな取り組みを行っています。

近年、AIやIoT化の流れが加速する中で、フラッシュメモリやSSD製品の大容量化および高速化へのニーズが高まっています。当社はフラッシュメモリの高集積技術開発による大容量化を推進することにより、製造時と使用時の両面において容量あたりのCO2排出量削減に取り組んでいます。具体的には、製造時には容量あたりの使用電力量低減や使用材料削減、製品使用時には容量あたりの低消費電力化によるCO2排出量削減に貢献しています。

今後普及が期待されている第5世代移動通信システム(5G)の分野においても当社のフラッシュメモリやSSDが大きな役割を果たすと考えています。5G社会では従来よりも高速で大容量のデバイスが必要になることが見込まれ、当社で提供している最先端の大容量フラッシュメモリや低レイテンシSSDが社会におけるさまざまな分野で貢献すると想定しており、当社はこれからも高集積化技術開発による大容量化を最重要課題として推進していきます。

キオクシアグループ製品の貢献分野例

キオクシアグループ製品の貢献分野例

活動事例)三次元フラッシュメモリの大容量化

当社は、三次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH™」の96層積層プロセスを適用した4ビット/セル(Quad Level Cell: 以下QLC)を開発しました。QLCは従来の3ビット/セル(Triple Level Cell)と比較し、1つのメモリセルに記憶されるビット数が1ビット増え、4ビットになることで、さらなる大容量のメモリ製品の提供が可能となります。

本製品は1チップあたり1.33テラビットの容量を実現しました。また、ひとつのパッケージに16段積層することで2.66テラバイトの大容量を実現することが可能になります。現在、SNSの普及やIoTの進展によりモバイル端末などで生成されるデータ量が増加しており、そのデータをリアルタイムに解析、活用したいというニーズは飛躍的に増えていくことが予想されます。そのため、大容量かつHDDより高速なストレージが求められ、96層積層プロセスを用いたQLC製品はその実現に貢献します。

今後も当社は三次元フラッシュメモリの大容量化や性能の向上を図り、需要が拡大しているデータセンター向けストレージ市場をはじめとする多様な市場のニーズに応えるために開発を進めていきます。

*本文に掲載の製品名やサービス名は、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。

活動事例)Single Package SSDの電力効率の改善

当社は、96層積層プロセスを用いた3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH™」とコントローラをSingle Packageに納めた最大容量1,024GB[注1]のNVMe™ SSD「BG4シリーズ」を開発し、2019年第2四半期より、PC OEM向けに出荷しています。

本製品はPCIe® Gen 3 x 4レーンに対応し、業界最速クラスのリード性能[注2](シーケンシャルリード性能は最大2,300MB/s、ランダムリード性能は最大390,000IOPS)を実現し、新規開発のコントローラとBiCS FLASH™の低消費電力化により、当社前世代品「BG3シリーズ」と比較して電力効率はリードで最大約20%[注3]、ライトで最大約7%[注3]改善しています。

「BG4シリーズ」は大容量で電力効率を改善したSSDを薄型・小型パッケージで省資源化も実現し、またモバイルPCなどの薄型でフレキシブルなデザインの可能性を広げます。

*PCIeは、PCI-SIGの登録商標です。
*NVM Express、NVMeはNVM Express, Inc.の商標です。
*その他、本文に掲載の製品名やサービス名は、それぞれ各社が登録商標または商標として使用している場合があります。

[注1] 記憶容量:1GB(1ギガバイト)=1,000,000,000(10の9乗)バイト、1TB(1テラバイト)=1,000,000,000,000(10の12乗)バイトによる算出値です。1GB=1,073,741,824(2の30乗)バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
[注2] 2019年1月9日現在、Single Package SSDとして、キオクシア株式会社調べ。
[注3] BG4のPCIe Gen3 x4レーンとBG3のPCIe Gen3 x2レーンのモデルに対して、当社の試験環境において実施した際の「電力性能比」の比較結果です。

NVMe™ SSD「BG4シリーズ」

NVMe™ SSD「BG4シリーズ」

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